社会的責任投資(SRI)を調べてみた!初心者が感じたその意義と注意点

社会的責任投資(SRI)を調べてみた!初心者が感じたその意義と注意点 投資などお金のこと

このblogには、「投資などお金のこと」というメニューをつくっているくらいなので、私は地味に投資をしていて、投資についてはこつこつ勉強しているところです。

今回は社会的責任投資という言葉を見かけて、「ESG投資」と近いイメージを持ったものの、どうもよくわからなかったので調べてみることにしました。

社会的責任投資(SRI)とは?

社会的責任投資(SRI Socially Responsible Investing)とは、従来の「利益追求」に加え、企業の社会的・環境的な取り組みにも重きを置いて行う投資のことです。具体的には、投資家が企業を選ぶ際に、環境保護、社会貢献、企業の倫理的なガバナンスといった要素を考慮に入れるのが特徴です。

つまり、投資家は単に経済的利益だけでなく、「環境や社会にどれだけ貢献しているか」も見て投資先を決めます。これは、長期的に見ると持続可能な経済成長に寄与し、社会全体の利益につながるとされています。

SRIの注目される理由 持続可能な社会と経済成長

近年、環境問題や人権、平等の問題が注目される中で、持続可能な社会企業の社会的責任(CSR)が、企業の競争力に重要な要素となっています。例えば、気候変動対策やフェアトレードへの取り組み、ジェンダー平等を推進する企業は、消費者や投資家からの支持が集まりやすいのです。

そのため、SRIに興味を持つ投資家は、社会や環境問題の解決に取り組む企業を積極的に応援することで、自分自身の投資行動を通じて持続可能な社会の実現に貢献できるという大きなメリットを感じています。

SRIの3つの評価基準(ESG要因)

SRIを行う際の企業選定基準として重要なのが、ESG要因です。

「企業の社会的責任」などの話題になるとよく出てくる単語だと思います。

ESGとは、Environment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス)の略で、これらを考慮することが企業の長期的な成長を支えると考えられています。

  1. 環境(E) 気候変動や資源の持続可能な利用、エネルギー効率化などにどれだけ取り組んでいるか。
  2. 社会(S) 労働者の権利、地域社会への貢献、人権の尊重など社会的な課題にどう対応しているか。
  3. ガバナンス(G) 企業の透明性や、倫理的な経営が行われているか、コンプライアンスが遵守されているかなどの企業統治。

簡単に考えてみよう!「社会的責任投資(SRI)」の企業側の目線

投資家、つまり、投資をする側=企業の株を買う側 が、「その企業が環境や社会にどれだけ貢献しているか」をひとつの選択基準として、株の購入をするんだよ、ということになります。

なので、株を買ってほしい企業側としては、「うちの会社はオフィスの省エネルギー対策を進めていて、この分野でこんな数字です。ESGのEの部分での社会貢献に力を入れています!」のようなアピールの積み重ねが、企業として重要になるということかなと理解しました。

とはいえ、「SEG投資」とは、倫理的な解釈によってイコールではないようです。捉え方や表現の違いもありそうですが、近いけどちょっと違うというところは知っておくと良さそうです。

SRIの注意点

  1. 収益性のバランス SRIは社会的価値を重視するため、必ずしも短期的な高い利益が得られるとは限らない。
  2. 評価基準のばらつき ESG評価は機関や評価者によって異なるため、どの基準を重視するかは投資家が慎重に判断する必要がある。
  3. 情報不足 企業が本当にESG要因に取り組んでいるかを判断するには、透明な情報公開が不可欠。しかし、すべての企業が十分な情報を提供しているわけではない。

まとめ

社会的責任投資(SRI)は、利益だけでなく、社会や環境のために行う投資として多くの人々に支持されているようです。環境や社会的課題に取り組む企業に投資することで、未来の持続可能な社会の一翼を担うことができるのです。

ちょっと難しいな…というのが正直な感想で、今回の記事の中でいう「投資家」は、新NISAを活用している私のような一般の投資家ではなく、機関投資家など組織的な「投資家」を指しているんだろうなと思いました。

なので、個人の投資家がこの考え方に沿うことはあまりなさそうなイメージです。
でも、より良い社会になるために、一般的な投資家も、近い将来でSRIを考慮した投資をするようになるのかもしれません。

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