シンママ（シングルマザー）としての生活は、経済的なプレッシャーが大きな悩みですよね。収入が限られている中で、家賃、食費、教育費など、出費がかさむのは避けられません。
統計データによると、シングルマザーの1ヶ月の平均生活費は約23万円程度とのこと。 子どもの年齢が18歳未満の世帯は月23.2万円、20歳未満の世帯は月20.5万円ほどの生活費が必要だそうです。
子供の人数が多い場合はさらに費用がかかりますし、生活費としてかかる金額以上の収入がなければ、子供の教育資金や自分の老後資金を貯めていくことができません。
この記事では、シングルマザーが生活費を効率的に節約し、家計の安定を目指すための具体的な方法を5つご紹介します。ちょっとした工夫で、毎日の負担を減らし、安心して子どもと暮らせるようになるヒントを提供できればと思います。
固定費を見直す 家賃や光熱費を抑える方法
まず、生活費の大部分を占めるのが固定費です。家賃や光熱費のように、毎月必ず支払う必要のある費用を減らすことができれば、この先ずっと支出を抑えられるということ。これを見直すだけでも、年間数万円の節約が可能な場合があります。
一番大きな固定費 家賃の見直し
引っ越しは大きな決断ですが、地域によって家賃は大きく異なります。また、公営住宅や家賃補助制度についても調べて、活用できるものがあればしっかり活用していきましょう。シングルマザー向けの住宅支援制度が自治体によって提供されている場合もありますので、お住まいの地域の情報を調べてみる価値はあると思います。
光熱費の削減
電力会社やガス会社を比較して、最適なプランに変更したり、契約先を変えたりすることで、毎月の光熱費を削減できるかもしれません。家電の買い替えはその時点でお金がかかってえしまいますが、節電家電を使うことでさらなる節約が可能です。
照明をLEDに変えるなども、長い目で見ると家計の助けになりますので、家全体を見直して費用を削減できる部分がないか考えてみると良いかもしれません。
その他の固定費の見直し
スマホのプランやインターネット契約も、使用頻度に合ったものを選び、不要なオプションは解約することを心がけましょう。
大手キャリアでのスマホ契約をしている方は、格安SIMに乗り換えるだけで年間数万円の節約になることもあります。
食費を節約！無駄を減らす買い物テクニック
食費は家庭によって差が出やすい項目です。冷蔵庫の中身や食料品の在庫を把握して、ｍ計画的に買い物をすることで、大幅な節約が可能です。以下のコツを参考にして、食費を抑えてみてはいかがでしょうか。
まとめ買い＆冷凍保存
週に一度、必要な食材をまとめて購入することで、無駄な出費を防げます。また、安売りのタイミングで大量に購入し、冷凍保存するのも効果的です。特に肉や野菜など、冷凍しても品質が落ちにくい食品を中心にストックしましょう。
肉は下味をつけて冷凍しておくことで、解凍後の調理が楽になりますし、きのこ類なども冷凍しておくと長期保存ができて味がつきやすかったりします。
買い物リストを活用
買い物に行く前にリストをつくっておくのも良いと思います。買う予定のなかったものをたくさん買って、結局余らせてしまう失敗が減りますし、計画的に購入することで、つい余計なものを買ってしまうことを防げます。
余計なものは買わない工夫をしながらも、冷凍保存でおいしくいただける食材に関しては、安さ重視で選ぶなど、良い工夫を組み合わせていけると良いですね。
お得な食材やスーパーを選ぶ
近隣のスーパーで特売品や値引きセールを活用するのも一つの手です。業務スーパーのように、量が多くて安いものを提供している場合も、使う計画を立ててから購入すれば良いのではないでしょうか。
また、同じようなものが同じような値段で売られていても、片方のほうが実は味がおいしいなどもあると思いますので、同じ出費ならよりおいしいものを選んで満足感を得るのも良いと思います。
ただ、少しだけ安いものを買うために、遠出をして交通費や時間を無駄にするのはマイナスになってしまうので注意したほうが良いかもしれません。
教育費の負担を減らすための助成金や奨学金制度
子どもの教育費も大きな出費です。しかし、助成金や奨学金制度を活用すれば、負担を大幅に軽減できます。
就学援助制度
公立の小中学校に通う子どもを持つシングルマザーは、自治体が提供する就学援助制度を利用できる場合があります。この制度では、学用品費や給食費が一部免除されることもありますので、自治体のWebサイトなどを見てみると良いかと思います。
奨学金や補助金、助成金など
高校や大学に進学する際には、奨学金の利用も検討しましょう。日本学生支援機構（JASSO）など、多くの奨学金制度が提供されており、特にシングルマザー家庭を優先する場合もあります。
私立の高校に子供を通わせるのは少し負担が大きくなりますが、国や都道府県で助成金があったりして、思っているよりも小さい負担で通わせることも可能だったりします。もしお子さんが私立の学校で学びたいことができたとしても、まずは前向きに、受けられる制度や助成金について調べてみると良いかもしれません。
無料で使えるオンライン学習ツール
子どもの家庭学習をサポートするために、無料で利用できるオンライン学習ツールを活用してみるのも良いかもしれません。問題プリントを無料でダウンロードして家庭学習に使えるWebサイトなどもあります。
我が家では、節約のためというよりも、子供が覚えやすいように、漢字の学習などは私がノートに問題を書いて解かせたりしていました。できなかった部分だけを繰り返し学習することで効率よく覚えることができます。
副業で収入アップ！シングルマザー向けおすすめの仕事
シングルマザーとして、生活費を補うために副業を検討するのも一つの手段です。時間の制約がある中でも、柔軟に働ける副業を選ぶことで、無理なく収入を増やすことが可能です。
フリーランスなど在宅ワークの選択肢
クラウドソーシングサイトを利用して、ライティングやデータ入力、デザインなど、自宅でできる仕事に挑戦してみましょう。特にライティングやオンラインアシスタントのような業務は、パソコンさえあれば始められるので、子どもが寝た後や空いた時間に働けるメリットがあります。
Webデザインや動画編集などの仕事をフリーランスとして受託する方法も良いと思います。まずは技術や知識を得ることが必要ですが、自分が楽しく学べるようなものであれば続けることができ、続けられることは大きな強みになります。
ツールの使い方などはYouTubeなどで無料の動画があったりもしますので、自分に向いていそう、面白そうと思えるものがあれば、調べて勉強してみるのも良いと思います。
メルカリなどフリマアプリで不要品を売る
家にある使わなくなったものや子ども服、雑貨などをフリマアプリで販売するのも良い副収入源になります。不要品を整理しながらお金を稼げるので、一石二鳥です。
写真を撮ったり発送したりという手間はありますが、家にいる時間が長めだったり、比較的時間をつくりやすいシングルマザーの方の場合は向いているかもしれません。
使い終わった教科書など、意外なものが売れたりもするので、実際にどんなものが出品されているか調べてみると参考になると思います。
技術やスキルを活かした副業
特技や趣味を活かした副業もおすすめです。手芸やアクセサリー作りが好きならハンドメイド商品の販売も一つの方法です。
すぐに売れるかはわかりませんので、仕入れの費用をかけすぎるのはリスクが高くなりますが、原価の安いものを、技術やスキルを活かして価値あるものに変えていくようなことが得意であれば、副業としての収入を期待できると思います。
公的支援制度を最大限に活用する
シングルマザーには、国や自治体からさまざまな支援制度が提供されています。これらをしっかり活用することで、生活費の負担を軽減できます。
児童扶養手当
シングルマザーやひとり親の家庭に対して、国が提供している児童扶養手当は大きな助けとなります。子どもの人数や所得に応じて支給額が変わるため、忘れずに申請しましょう。離婚時に必要な申請については説明があると思いますので、基本は自治体側から連絡がくることが多いです。
医療費助成制度
自治体によっては、子どもの医療費を全額助成する制度もあります。病院にかかるたびに負担が軽減されるため、こちらも確認してみてください。上の項目と同じで、離婚の場合は離婚手続きの際に必要は申請等について説明があるかと思います。
シングルマザー向けの給付金や支援金
国や地域によっては、特別にシングルマザー向けの給付金や支援金が用意されている場合があります。例えば、ひとり親家庭の生活支援給付金や緊急一時金などです。これらの制度も積極的に活用しましょう。
また、災害時や景気が低迷した際などに、シングルマザーやひとり親向けのサポートが行われたこともありました。
国や自治体からの通知は、早めに内容を確認するようにしておくと、取りこぼしなく対応できると思います。
まとめ
シングルマザーとしての生活費のやりくりは大変ですが、工夫次第で負担を軽減することができます。今回ご紹介した節約術や収入アップの方法、公的支援制度を活用して、毎日の暮らしをより楽にしていきましょう。
あなたのがんばりが、子どもたちの未来にもつながります。
少しずつでも実践し、家計の安定を目指していけると良いですね。
