離婚しないという選択の良い面と悪い面|ポジティブに生きるためのガイド

離婚しないという選択の良い面と悪い面|ポジティブに生きるためのガイド その他

結婚生活において、「離婚」を考えることがあるのは自然なことです。パートナーとの関係に悩んだり、将来について不安を感じたりする時、離婚が一つの選択肢として頭をよぎるかもしれません。

しかし、離婚だけが解決策ではなく、「離婚しない」という選択にも多くのメリットがあります。一方で、離婚しないことで生じる課題もあります。

この記事では、離婚しないという選択を前向きに考えるために、シンママ(シングルマザー)となった私から見た、良い面と悪い面を整理してみます。

離婚しないという選択の良い面

1. 家族の安定感を保つことができる

離婚しないという選択の最も大きな利点の一つは、家族としての安定感が保たれることです。特に子どもがいる場合、親が共にいることで子どもが安心感を感じやすくなります。子どもにとって、日常生活の中で変わらないルーチンや家庭の雰囲気は、成長において大切な基盤となります。

2. パートナーシップの再構築ができる可能性がある

結婚生活における困難やすれ違いは、どんな夫婦にも訪れるものです。しかし、離婚せずに問題に向き合うことで、関係を再構築し、新たな絆を築くチャンスが生まれます。結婚当初の愛情や絆を思い出し、パートナーと再び理解し合うための努力をすることは、将来的な大きな成果を生むことがあります。

  • 定期的な夫婦カウンセリングやコミュニケーション改善を試みることで、お互いの新しい一面を発見できるかもしれません。
  • 場合によっては、自分から折れなくては対話が難しいことなどもあるかもしれません。意志を曲げることと、いったんひいて相手の思いを受け止めることは別のことだと思いますので、勝ち負けで考えずに傾聴を心がけてみても良いかもしれません。

3. 経済的な安定を維持できる

離婚は、経済的な変化を伴う大きな決断です。離婚しないことで、現在の収入や生活費を維持することができるため、経済的な安定を保つことができます。特に、子育てや住宅ローンなどがある場合、離婚による経済的な負担は少なくありません。家庭の財政を維持することで、将来的な計画も立てやすくなります。

  • 夫婦共同で家計を支えることで、今後の子どもの教育費や自分たちの老後資金を計画的に準備できるでしょう。
  • 離婚して思うことのひとつに、世間一般の将来設計の事例は、結婚を前提としているものが多いということです。資産形成などは夫婦として考える場合と、独身として考える場合では大きく違ってきますので、シンママが参考にできる事例を得るためには自分から情報を取りにいく必要があるなと感じています。

4. 自分自身の成長の機会

パートナーとの関係の中で生まれる葛藤や困難は、必ずしもネガティブなものではありません。むしろ、それを乗り越える過程で、自分自身が成長する機会となります。パートナーシップを続けることで、自己の理解や感情のコントロール、問題解決能力が向上し、自分自身に自信を持てるようになることがあります。

これについては、最終的に離婚を選択した場合でも、結婚の継続を選んだ場合でも、学ぶものは大きいと思います。

人生がかかった選択について考える機会は、生きている間にそう何度もあるものではありません。自分の価値観を再認識したり、時には自分の中にあるずるさや間違いを知ることもあるかもしれません。

離婚しないという選択の悪い面

1. 問題が解決しないまま時間が経過するリスク

離婚しない選択をすることで、夫婦間の問題が解決しないまま放置される可能性があります。もしお互いが積極的に問題解決に取り組まない場合、ストレスが蓄積し、関係がますます悪化してしまうかもしれません。その結果、長期的には心の負担が増えてしまうリスクがあります。

一時的な問題で、時間とともに薄れていくのであれば良いですが、後回しにしただけで消化されていない問題は、長くあなたを苦しめる原因になる可能性もあります。

  • 定期的にパートナーと問題を話し合う時間を設け、お互いの気持ちを確認し合う習慣をつけておくと良いかもしれません。
  • 過去の出来事であっても、心に残り続けているのだとしたら、なにか理由があります。わだかまりを残すと、時間とともに負担が大きくなってしまうこともありますので、自分の気持ちを見つめ直す時間をつくることも大切だと思います。

2. 心の孤独感を抱える可能性

夫婦関係がうまくいっていない状態で一緒にいることは、時に孤独感を感じることがあります。家にパートナーがいても、心が通じ合わない状態が続くと、精神的に疲れてしまうことがあります。特に、自分の感情を抑えて関係を維持しようとすると、長い目で見た時に心の健康に影響を及ぼすかもしれません。

  • 自分の気持ちを率直に伝える勇気を持ち、孤独感を軽減するためのコミュニケーションを大切にすると良いかと思います。
  • また、夫婦の問題ばかりを見ずに、仕事や友人、趣味などで自分の世界を広げてみて、少し離れた位置から夫婦関係を見つめ直す機会を持ってみても良いかもしれません。

3. 自己実現の遅れ

パートナーとの関係がうまくいかないと感じている場合、自分自身の目標や夢が後回しになってしまうことがあります。離婚をしない選択が、自分の人生の可能性を制限していると感じることもあるでしょう。自分自身の幸せやキャリアを犠牲にしてしまうリスクも考えられます。

  • パートナーと協力して、お互いが自分の夢や目標を追求できる時間と空間を持てるように話し合うことが重要です。
  • 自分とパートナーふたりで生きる(あるいは家族みんなで生きる)時間を大切にすることは素晴らしいことです。でも、自分の中でやりたいことや希望することがあるなら、そのことと向き合ってしっかりと考えて、「自分の人生」である自覚を持つことも大切だと思います。

まとめ

離婚しないという選択には、家族の安定やパートナーシップの再構築、経済的安定などの良い面が多くあります。一方で、問題が解決されないまま放置されるリスクや、精神的な孤独感を抱えることもあります。

重要なのは、離婚しない選択をしたからといって、全てを我慢する必要はないということです。お互いに向き合い、コミュニケーションを大切にしながら、自分自身の幸せや成長を見つける道を一緒に探していくこともできるのではないでしょうか。

「良い面」と「悪い面」は表裏一体です。自分は何を目標にして、何を大切にしていくのかを考え、自分なりの答えを見つけていけると良いですね。

もし、関係が困難だと感じたときは、専門家の助けやカウンセリングを利用して、前向きな解決策を見つけることも視野に入れましょう。どんな選択をするにしても、自分と家族が幸せでいられる未来を目指して悩んだ時間は決して無駄ではありません。

ゆっくりだとしても着実に、一歩一歩進んでいけるように応援しています。

You cannot copy content of this page