仕事にも子育てにも活用できるロジカルシンキング|課題を解決する5つのステップ

仕事にも子育てにも活用できるロジカルシンキング|課題を解決する5つのステップ 仕事やスキル

シングルマザーとして仕事や子育てをする中で、仕事の悩みだけでなく、子育てについての悩みもいろいろ出てきます。子供については、成長したらしたで新しい悩みが出てくるので、ある意味、仕事よりもずっと悩みは多い気がしています…。

そんな時に活用していきたいのがロジカルシンキングです。ビジネスでよく使われるこの思考法は、仕事だけでなく子育てにも応用できそうです。

私自身、ちょっと疲れてくると何から進めれば良いのか迷ってしまったりするので、ロジカルに考える練習をしながら、ロジカルシンキングについてまとめてみたいと思います。

ロジカルシンキングとは?

ロジカルシンキング(論理的思考)とは、物事を論理的に整理して考えること。

具体的には、問題を正しく理解し、その原因や解決策を段階的に考える方法です。この思考法は、感情に流されずに冷静に物事を判断できるため、仕事や子育て、自分自身の悩みなどの課題の解決に活用できます。

ロジカルシンキングで悩みを解決していく具体的な手順

実際に、ロジカルシンキングを使って、自分がうだうだ悩んでいることについて整理していくための手順をまとめます。

ステップ1 悩みを明確にする

まず最初に、今自分が悩んでいることを具体的に洗い出し、明確化することから始めるのが良いそうです。何が課題なのかを明確にするということですね。

「なんとなくすっきりしない」「漠然とした不安がある」という状態では解決が難しいため、自分が何に悩んでいるのかをはっきりさせましょう。

具体例
今の私の悩みは「いまいち仕事に対してやる気が出ない」「明確ではないけど不満を感じる」という状態です。これをもっと掘り下げて具体化してみます。

  1. 最近作業が多いので、大きな達成感が基本的にない
  2. 作業管理の業務ばかりで新しいことに手をだすことができない
  3. 新しい施策を進めたいが、分析能力が不足しているせいで効果検証ができず進まない
  4. たくさんの作業があるが、スキル的に私しかできないものもあり時間が足りない
  5. 作業完了して承認に回しているが、承認が進まない

具体的に文章にしてみるとこんな感じです。たぶん同じようなことをぐるぐる考えているので、意味合い的にかぶっているものがありそうですが、いったん思いつくままに書きました。

ステップ2 原因を分析する

次は、悩みの原因を論理的に分析していくというステップです。ここでは、「なぜその悩みが生じているのか?」を考え、原因を探っていきます。

「どうして?」を繰り返して掘り下げていくような作業です。

  1. 最近作業が多いので、大きな達成感が基本的にない
    作業ベースのルーティンに近い作業が続くと達成感は感じづらくなってきます。それでも実際にはひとつひとつの作業を完了させているので、完了したことが明確に見えていないことが原因な気がします。
  2. 作業管理の業務ばかりで新しいことに手をだすことができない
    作業を進めることを優先してしまっているので、新しい施策などのことを考えられないことに、私はストレスを感じているようです。作業管理の業務に目線がいきすぎているのかも。
  3. 新しい施策を進めたいが、分析能力が不足しているせいで効果検証ができず進まない
    こちらも2に近いですね。「分析能力が不足しているせい」と自分で書いているので、分析できるように勉強するか、分析ツールを自分で使いこなせないのが原因のようです。
  4. たくさんの作業があるが、スキル的に私しかできないものもあり時間が足りない
    本当に私しかできないのか確認してみる必要がありそうです。思い込んでしまっているだけで、周りの協力が得られる可能性はあります。
  5. 作業完了して承認に回しているが、承認が進まない
    これはもう、承認者にがんばってほしいですが、承認が止まってしまうのは、その担当者もまた忙しくて時間を確保するのが難しいということかもしれません。

ステップ3 解決策を考える

それぞれの問題の「原因」をもとに、解決策を考えてみましょう。

  1. 最近作業が多いので、大きな達成感が基本的にない
    完了したことが見える化されていないことがネガティブに働いているのかもしれないので、業務一覧を完了項目でソートして、自分がどれくらいのペースでどんな案件をこなしているのかを確認してみようと思います。
  2. 作業管理の業務ばかりで新しいことに手をだすことができない
    作業管理の業務に追われている感じがありますが、優先順位を改めて考え直してみると良さそうな気がしてきました。優先度が低いものの中で、すぐに終わらせられるものは終わらせたり、「やらない」という判断をしたりして、切り捨てることはできそうです。
  3. 新しい施策を進めたいが、分析能力が不足しているせいで効果検証ができず進まない
    こちらも2に近いですね。「分析能力が不足しているせい」と自分で書いているので、分析できるように勉強するか、分析ツールを自分で使いこなせないのが原因のようです。
  4. たくさんの作業があるが、スキル的に私しかできないものもあり時間が足りない
    分析ができないという部分に課題は感じていたので、今使っているツールの使い方を確認しています。実際に自分で設定して結果を見ていくことで、今後の施策の効果検証に活用できるようにしていこうと思います。
  5. 作業完了して承認に回しているが、承認が進まない
    承認担当者の業務が過多なのかもしれないので、MTGを入れて、その場で一緒に確認してもらって、そのまま承認まで進めるような対応をすると片付きそうな気がしてきました。

ステップ4 実行する

解決策を決めたら、それを実行に移します。
計画を立てただけでは問題は解決しないので、実行できるように行動プランを作成し、現実に落とし込みます。

さて、私の場合は、仕事に関わることなので、業務の中で実行すべく、具体的に実行すると決めたこ内容を会社アドレスにメールしておきました。

週明けにできるところから実行していきたいと思います。

ステップ5 結果を振り返る

あとは、試してみてダメなら改善して再度トライすることも必要になりますので、実行した結果を振り返って確認することになります。

もし何かうまくいかないのであれば、原因や解決策のところで別の方法があるかもしれませんので、立ち戻って考え直す、などの対応ができます。

いわゆるPDCAを回していく感じですね。
あるいは、デザイン思考でいうところの、発散と収束を繰り返すところかもしれません。(デザイン思考についてもどこかで記事にまとめたいと思っています。)

まとめ

ロジカルシンキングで悩みを解決する手順について、5つのステップとしてまとめました。

ステップ1 悩みを明確にする 漠然とした悩みを具体的に分解する。
ステップ2 原因を分析する なぜその悩みが生じているのかを論理的に考える。
ステップ3 解決策を考える 原因に対する複数の解決策を出し、最適なものを選ぶ。
ステップ4 実行する 解決策を行動に移し、スケジュールやタスクに落とし込む。
ステップ5 結果を振り返る 実行後に振り返り、必要なら改善を行う。

この手順を活用すれば、日常の悩みも効率的に解決できるのではないでしょうか。

今回実際に考えてみたのは私の仕事の悩みでしたが、子育てや子供について悩んでいるときにも、同じ手順で分解して原因を探してみると、できることが見つかるかもしれません。

直接的な解決まですぐには至れない場合でも、何をして良いのかわからずにただ困っているより、何か対策を考えて実行していける状態にあるほうが、前向きになれます

悩んでいるだけで何もできないままでいるのではなく、少しでも何かできることを考え、実行して、前に進んでいけるほうが良いのではないかと思います。

お役に立つ部分が少しでもあれば幸いです。

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