ひとり親が子供の未来のためにできること|証券口座を作って長期投資を始めよう!

ひとり親が子供の未来のためにできること|証券口座を作って長期投資を始めよう! 投資などお金のこと

ひとり親やシンママ(シングルマザー)として子供たちの生活を見守る中で、子供の将来のためにできることには様々な選択肢があると思います。ただ、今現在の目の前のことにいっぱいいっぱいなときは、未来を見据えて計画的に考えることが難しかったりもします。

将来勉強したいことや行きたい大学が見つかったときのための教育費を蓄えておいてあげたいと思い努力していますが、もしも、医大や美大のようなお金がかかる分野に進みたいと言い出したら…という不安もあります。

今回は、私が子供たちのためにやっている投資についてご紹介したいと思います。
少しでも参考になる部分があれば幸いです。

親が子供の未来のためにできることはなんだろう

未来に子供たちが何を成したいと思うかを、小さいうちから決めることはできません。何かやりたいことができたときの助けになるように、子供たちのために少しでも教育資金を増やしておきたいと思い、子供用に証券口座を開設しました。

我が家はシンママ(シングルマザー)の私と3人の子供たちで暮らしています。子供たちのために証券口座を開設しておこうと思ったときは、2023年以前でしたので、まだジュニアNISAがありました。

※ジュニアNISAは2023年でおしまいになりました。

私はリスクの高い投資をするほどに投資リテラシーが高いわけではないので、安全安心の、複利を活かした長期投資をしています。

銀行の普通預金では金利が非常に低く、ほとんど資産を増やすことができませんが、株式や投資信託に投資することで、市場の成長に伴い資産を増やすチャンスが得られます

特に、子供が若いうちから投資を始めることで、複利効果を最大限に活用できます。時間が経つにつれて、複利の力で投資額は雪だるま式に増加することを期待して、投資信託を購入することにしました。

子供のための証券口座を作るステップ

まずは口座開設ですが、証券口座を開設するためには、親権者が子供の代理で手続きを行います。通常、必要な書類は以下の通りです。(数年前なのでちょっと違っていたらすみません。)

  • 子供のマイナンバー
  • 親権者の身分証明書
  • 住民票の写し(場合によっては必要)

ジュニアNISAがあったときは特に、まだ赤ちゃんの子供を持つママさんも子供のための証券口座を開設したりもしていたので、手続き方法については証券会社のWebサイトできちんと説明されていました。

ジュニアNISAがなくなった今も、子供のための口座を開設することはありますので、詳しくは証券会社のWebサイトを見ていただけると良いかと思います。

子供の未来のための投資 何を選ぶ?

証券口座が開設できたら、いよいよ投資を始めます。投資の対象としては、私の場合は自分で理解できる範囲のものとしたので、以下のふたつの選択肢でした。

  • 株式投資:個別企業に投資してその成長を期待するものですが、私の場合は株主優待目的でいくつかの個別企業株式を保有しています。
  • 投資信託:複数の株や債券に分散投資されており、リスクを分散できます。インデックス投資というと、なんらかのインデックス(指数)に連動した投資信託を購入することを指します。

企業の業績や四季報などを読み解けるほどのリテラシーはないので、個別株は少しリスキーです。今回は子供の未来のための投資ですので、私は投資信託一択でした。

子供だからこそ時間を味方につける!長期投資の魅力

例えば子供が5歳の場合、大学資金のための投資をするとして、13年という期間があります。

金融庁の「つみたてシミュレーター」で試算してみます。
18歳のときに400万円の大学進学資金にするために、年率5%の投資商品に投資した場合、月にいくら積み立てていけば良いのでしょうか?

つみたてシミュレーション

この条件を入力して試算した結果が下記です。毎月の積立額 18,256円

つみたてシミュレーション 結果

想定利回りは5%としていますので、それをもとに計算されています。
13年間の間に積み立てていく金額の合計は 元本 285万円 で、投資で得られる運用収益は 115万円 という試算結果です。

想定通りの利回りになることが前提ですが、早くから始めて複利を使って増やすことで、115万円もプラスになります。

年率5%も本当に成長するの? 投資信託の過去実績

未来の話なので、「本当に年率5%で成長するのかどうか」は誰にもわかりません。なので、私は、投資信託商品の過去実績を参考にしました。米国株ベースの投資信託の場合と、全世界ベースの投資信託の場合で見てみましょう。

米国株ベース eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)など

S&P500指数の過去30年の平均リターンは、年率で約7%から10%ほどとなっています。2020年から2022年のようなコロナ禍やその後の景気回復も含め、短期的にはリターンが20%以上に跳ね上がることもありましたが、逆にリーマンショック時(2008年)には市場が40%以上下落することもありました。

全世界株 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)など

全世界株式インデックスファンド(MSCI ACWIなど)も、過去10年で平均4%〜6%程度の年率リターンを記録しています。
米国市場ほど高い成長を見せることはないものの、リスク分散効果があるため、安定した成長をしてくれます。

この数字からわかる通り、全世界株ベースの投資信託であれば、年率5%の成長は現実的な結果ととらえることができます。

我が家の場合は、子供たちが小さいときにもらったお年玉などを貯めてあったものに、私の貯金を上乗せしてあげて、全世界株ベースの投資信託などを購入してあります。(このときは積立ではなく一括投資しましたが、基本は積立投資のほうがリスクが低いのでおすすめです。)

我が家の場合の実績は、10%以上増えた状態のまま半年以上経過していますので、今後も時間をかけて増えてくれると良いなと思っています。

まとめ

ひとり親として子供の将来を支えるために、証券口座を作って長期投資を始めることは非常に有効な手段だと思います。投資には元本割れなどのリスクもあるのが現実ですが、長期投資にすることでリスクを抑えています

最初の一歩を踏み出すのは勇気が要りますが、早い段階からコツコツと投資を続けることで、将来的に大きな成果を得られる可能性があります。ぜひ、今からでも子供のために長期的な資産形成を検討してみてはいかがでしょうか。

今回は私個人が取り組んでいることについて書きましたが、やみくもに投資をすすめるつもりはありません投資初心者の方はまず勉強することから始めて、みなさん自身が納得したかたちで行うことをおすすめします

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