書籍「嫌われる勇気」は、子育てをがんばるママにおすすめしたい一冊です。
日々、仕事や家事、そして子育てに追われていると、「もっと楽に生きたい」と感じることはありませんか? そんなときにおすすめしたいのが、自己啓発書の名著「嫌われる勇気」です。
この本は、アドラー心理学をベースに、他人の評価や期待に縛られずに自分の人生を生きることの大切さを教えてくれます。
なんとなく居心地が悪い、正直に生きられていないように感じている方に読んでほしい一冊です。
「嫌われる勇気」あらすじ
「嫌われる勇気」は、アドラー心理学をもとに「他人に振り回されず、自分らしく生きるための勇気」を教えてくれる本です。
物語は、悩みを抱えた青年と哲学者の対話形式で進みます。青年は、「過去の経験や他人の評価に縛られている」と感じ、幸せに生きることができないと悩んでいます。
そんな青年に、哲学者は「人は過去に囚われず、自由に生きられる」というアドラーの教えを伝えます。
特に印象に残ったのが「課題の分離」という考え方です。これは、他人の期待や評価を自分の課題と混同せず、自分がどう生きたいかを大切にするという考え方です。
この哲学に触れることで、青年は次第に他人の目を気にせず、自分の人生を選び取る勇気を持つようになっていきます。
子育ての中で生きる、ママにとっての「課題の分離」
子育てにおいて、周りの目や他人のアドバイスに左右されることはよくあります。「嫌われる勇気」が教える「課題の分離」は、そんな状況を乗り越えて健やかに生きるための重要なヒントです。
他人の期待に応えることよりも、子どもとの関係にフォーカスすることが大切だと感じました。
例えば、「子どもにどう育ってほしいと願うか」は親の課題ですが、「子どもがどう成長するか」は子ども自身の課題なんだなと思いました。
これを意識することで、親として自分がどんなに望んで、こうなることが子供の幸せだと思ったとしても、自分の人生をどうするのかはその子自身の問題だという、当たり前のことについて改めて考えることができました。
子どもの将来を心配しすぎず、「今、自分はどう子どもと接するか」に集中することが、親としての役割をより充実させ、後悔のない子育てにつながるように感じました。
自分らしく今を生きているのかを自分に問う
「嫌われる勇気」で語られている考え方は、忙しい日々の中で「自分のことを後回しにしがち」な人にこそ、役立つと思います。この本では、他人の期待や評価に振り回されずに、自分の生き方を大切にすることの重要性が繰り返し強調されています。
例えば、家事や仕事や子育てで忙しいときでも、「自分の時間」や「自分の目標」をしっかり持つことはとても重要です。
ママは子供のお母さんとして家事や育児をするためだけに存在しているのではなく、「自分の人生を生きる」ことをして良いのだと思いました。
世間一般の考え方からずれているかもとか、誰かに嫌われるかもなどということを恐れず、「自分がどうありたいか」を意識して、前を向いて自分の人生を選び取っていくことが重要だと感じます。
まとめ
自己啓発本というか、哲学書のような内容でした。難しいかなと感じる部分もありましたが、対話形式で小説を読むように読み進めることができるのが読みやすかったです。
たぶん良いことがたくさん書かれていたと思いますが、印象に残っているのはやはり「課題の分離」という考え方でした。
少し時間を置いて、また読み返してみたいと思います。