「40代のシングルマザー」という言葉を聞くと、「孤独」や「辛い生活」を連想するひともいるかもしれません。実際に、40代でシングルマザーとなった私は今まで幾度となく「大変ですね…」と眉毛をハの字にして言われてきました。
それ自体は、私を思って言ってくれていると考えていますので、「お気遣いありがとうございます」程度の話なのですが、このblogのプロフィールにも書いている通り、「結婚生活が大変だったから離婚を決めたので、今のほうがイージーモードに決まってるじゃない!」というのが私の考えです。
40代シングルマザーの孤独と現実
40代でシングルマザー、しかも私は3人の子供がいます。その状態で「自分の人生は孤独…」なんて落ち込んでいる時間があるわけがないのです。
シンママでもシングルマザーでもなんでも良いんですが、「お母さん」というものは、「子供たちが幸せ」であれば、基本的に自分も幸せになれるものなのではないかと私は思っています。ひとによりますので、すべてのひとがそうだと思っているわけではありません。
中には、「子供たちがいるだけじゃ足りない!」とか「愛してくれるひとが欲しい!」とか「お金の不安が大きすぎてつらい!」とかいう人もいると思います。
でも、「愛されたい」のも「お金ほしい」のも、子供と関係ないですよね。
「子供がいて幸せ」なのと、「愛されたい」「お金ほしい」は別ものです。「子供がいて幸せ」はすでに手に入れているもので、あなたがもう持っているものです。
それに対して「愛されたい」「お金ほしい」は、おそらく今手元にないから、それがあったら幸せな気持ちになれるという想像をしているだけなのではと思います。
あなたの人生に「愛情」や「お金」が枯渇しているとしても、それは子供とは無関係です。
子供がいると育てるためにお金がかかるとか、育てるために自分の時間がなくなってしまう、というのは確かにそうです。でも、それがつらさの原因ではないはずです。
残念ながらシングルマザーは孤独になれません
子供がいる限りシングルマザーの人生は「孤独」になり得ないのです。
だってそこに子供たちがいるんだから。
例え泣き喚いていたとしても、その声を助けてあげられるのはママです。泣き喚かれて困ったりイラついたりするかもしれませんが、それは「孤独」とは違います。
あなたが孤独を感じるのは子供のせいではありません。だって、子供がいる時点でひとりではないでしょう。あなたの状態がうまくいっていないのだとしても、それは子供のせいではありません。あなた自身の、人生との向かい方の問題です。自分の責任を子供のせいにしているなら、早めにやめたほうが良いです。
ネガティブな状態はすべてひとつの気持ちからできているのではなく、複合的な気持ちでつくられています。「つらい」とか「苦しい」とか「孤独でさみしい」とか「誰かにわかってほしい」とか、いかにもシングルマザーが感じそうな感情ですが、実際にあなたが感じているものは違うはずです。
世間が思う「シングルマザー像」になってあげる必要はありません。自分がシングルマザーだからといって、世間のひとが思う「シングルマザー像」におさまる必要はまったくありません。
シングルマザーになる事情は人ぞれぞれかと思いますが、今そうなっているのであれば、もうそれを受け入れてしまって良いのではないかと思います。
自分の意志ではなく、不本意なかたちで今の人生になっていると感じる方もいるかもしれません。でも、それに対して文句を言ったり不満に思うことで、何かが良くなるということはひとつもありません。
どうせなら、より良いほうに自分の人生を変化させるためにエネルギーを使いませんか?
子育てをつらいと思ってはいけないという呪縛
人間は、何をしていてもひとつの気持ちで保たれることがありません。
「子供といって幸せや安らぎを感じるけど、これからこの子との人生がどうなるのかわからなくて不安」とか「大好きなひとと一緒にいて幸せだけど、ずっと自分だけを好きでいてくれるかわからないから、それを想像するとく苦しい」とか。
幸せな気持ちのとなりに不安な気持ちがあったり、不安な気持ちのとなりに苦しい気持ちがあったりします。
子供たちをかわいいとと思うのに、十分に愛せていない気がする。
子供たちが元気でいてくれるのに、もっと別の人生が良かったと思ってしまう。
私はなんてひどい母親なんだろう…。
そんな感じで苦しむひとたちがいます。「苦しむ人生」を選んで、そちらに行きたいのであれば止めません。好きなだけ納得のいくほうに行ったら良いと思います。
ただ、「子育てをつらいと思っている自分はダメだ」と思うなら、自分の子育てがダメかどうかは子供に聞いてみると良いのではないでしょうか。「お母さんは子育てがつらいと思うときがあるんだけどどう思う?」と聞いてみたらいかがでしょうか?
子育てがつらいから自分はダメな母親だ、と思う必要はないのではないでしょうか。それはあなた自身が「そうありたい」と思っている理想があるだけで、実際はそこまでのものを望まれていないかもしれません。
自分の人生をデザインするという考え方
ひとの人生は選択でできています。選択の仕方や、選択する際の考え方のバリエーションを増やし、自分で選びとっていくことで、自分の人生をデザインしていくことができます。
「人生が自分の思い通りにいかない」と思っているひとは幸せです。「自分の人生が思い通りになる」ということが前提だと思っている時点で、とても恵まれた人生を生きてきたひとなのだと思います。
いつだって人生はままならないものです。でも「ままならない」と思うのは自分です。
「私は私の人生をコントロールできる」と本気で思うことができたら、その瞬間から、人生は自分のものです。パートナーとか、環境とか、周囲のひととか、家族とかに、左右される必要はありません。自分の人生はコントロールできるし、自分の人生は自分でデザインできます。
自分がどうなっていくかは、自分で考えて、悩んで、自分で選択して、つくりあげていくことで、決まります。そのようにすることで少しずつ後悔することが減っていくのではないかと思います。
ひとのために生きることも大切ですし、自分の中にあるやさしさを認めても良いと思いますが、自分が自分のために生きることよりも大切なことはないのかもと思います。
私は幸せになるために生まれました。
あなたも、幸せになるために生まれたのです。
40代のシングルマザーのどこが孤独なの?
シングルマザーで40代となると、多くの場合は、子供がある程度自分の意志を持てる年齢になっていることが多いかと思います。子供たちは、自分が生きるための欲求を訴えるために泣いているだけだった頃とは違います。
子供の心が不安定になって、そのフォローのために時間と体力を消費することがあるかもしれません。本当は仕事をしたいのに、子供たちのために家を整えてそうじをして、やりたいことができないとネガティブになることもあるかもしれません。
でもそれ、孤独ではないですよね?
何度でも言いたいのですが、シングルマザーが孤独になることはできません。ちょっとは孤独になってカッコつけたいこともあるのですが、子供がいるんだから孤独にはなれないのです。
子供がいても孤独を感じるとしたら、それは勘違いしているだけなのでよく考えたほうが良いです。孤独と子供は関係なく、子供がいるせいで孤独になっているわけではありません。
まとめ
シングルマザーでいると、勝手に孤独で不幸だと思われることあります。
申し訳ないことに、本当にもううんざりしていますので、今回は言葉の選び方も荒めでお送りしています。お役に立てる部分がなかったとしたらすみません。偶然どこかに少しでもお役に立てる部分があれば幸いです。