自分を大切にするという考え方|シングルマザーだからこそ知っておきたいセルフケア

自分を大切にするという考え方|シングルマザーだからこそ知って起きたいセルフケア その他

シングルマザーは育児や家事、仕事のプレッシャーの中で、どうしても自分のケアが後回しになってしまいがちです。子供のことをしっかりやろうとして優先すれば、自分のことまで気が回らなくなることがあっても仕方ないと思います。

しかし、自分自身を大切にすることは、子どもを健全に育てるためにも非常に重要です。今回は、シングルマザーが自分を大切に扱って、セルフケアを実践し、心身ともに健康でいるための考え方と具体的な方法についてまとめたいと思います。

「自分を大切にする」ってどういうこと

「自分を大切にする」という言葉を耳にすることが多いですが、具体的にどのようなことを意味しているのでしょうか。特にシングルマザーにとって、自分を大切にするとは、自分のニーズや感情に気づき、それに対して適切に対応することを指します。

例えば、心や体が疲れていると感じた時には、しっかりと休息を取ることが重要です。また、感情的なストレスを感じたときには、その感情を無視せず、自分の心の声に耳を傾けることも大切です。自分を大切にすることができると、心身の健康を保ち、結果的に子育てや仕事にもポジティブな影響を与えることができます。

でも、「自分のことは大切にしている」と思っていても、実は自分を粗末にしてしまっていることがあります。

  • 子供のごはんはつくるのに、自分だけだと簡単なものでおしまい
  • 家にいると自分の身なりが適当になってしまう
  • 自分ががまんすれば良い、自分ががんばれば良いと思ってしまう

上記にひとつでも当てはまるのであれば、本当に自分自身を大切にできているか、少し考えてみても良いかもしれません。

ちょっとつらいけどがまんすれば大丈夫、と考えるときには、今の自分の立場にあるのが、自分の子供だったら、親である私はどうするだろう、と考えてみるのはいかでしょうか。これが私の子供だったとしたら、すぐにやめさせるだろう、と思うようなことがあるとしたら、それはあなたも今すぐにやめたほうが良いことです。

「自分を大切にする」というのは、そういうことだと思います。疲れてから休むとか、ケアについて考える前に、今自分は本当に自分自身を大切にできているかを確認することから始めてみてほしいと思います。

子供に寄り添うように自分にも寄り添う 自己肯定する

シングルマザーとしての生活の中で、心許ないと感じて、誰かに頼りたいと思うこともあると思います。でも本当に「誰かに頼りたい」のでしょうか?

自分だけで子供をみていくのは不安もあるでしょう。だからといって、赤の他人が自分と同じように子供を愛してくれる可能性は低いと思っています。大切にしてくれることはあるでしょうが、自分と同じようにというのはおそらく難しいのです。

それも含めて助け合って生きていくのは素晴らしいことです。相手にも感謝して良い関係を築くのは素敵なことだと思います。

ですが、誰かに助けてもらうことを考える前に、まず、自分自身に寄り添って、自己肯定してあげるのも良いのではないかと思います。

自分が思っていることに対して「うん、それでいいよ」と、自分がつらいと感じていることに対して「そうだよね、つらいよね、もう続けるの疲れちゃったよね」と、言葉にして言ってみても良いと思います。

がんばらないといけない状況だと「つらい」と思っても「でもやらないと」と無意識のうちに自分に言い聞かせてしまうこともあります。やらないといけないと思う前に、「つらいよね」と自分と向き合う時間をつくって、自分にやさしくしてあげてください。

「自分を大切にする」セルフケアの重要性

日々の忙しさから自分のケアを後回しにしがちになりますが、規則的なセルフケアを行うことは、日々のストレスを和らげ、心の安定を保つために不可欠です。以下は、簡単に取り入れられるセルフケアの例です。

  • 休息を確保する 十分な睡眠は、体と心をリフレッシュさせるために欠かせません。夜にしっかりと寝ることが難しい場合は、昼間に少しでも休息を取るようにしましょう。
  • 趣味を持つ 忙しい日々の中でも、自分の好きなことに時間を割くことで心のバランスを取り戻せます。趣味に没頭する時間を作ることは、ストレス解消につながります。推し活で前向きになることはすごく素敵なことです。
  • 感情を表現する 友人や家族、専門家と話すことで、抱えているストレスや不安を軽減することができます。また、日記を書くことも、自分の気持ちを整理する良い手段です。お風呂に入っているときに、心の中で自分と向き合って、自己肯定してあげるだけでも良いと思います。
  • 適度な運動をする 運動はストレスを減少させ、エネルギーレベルを向上させます。簡単な散歩やヨガでも、心身のリフレッシュに役立ちます。また、普段とは少し違う風景を眺めるだけでも気分転換になります。

サポートを求めることを恐れない

シングルマザーであることは、多くの責任を一人で背負うことを意味しますが、全てを一人で抱え込む必要はありません。親や友人、地域の支援団体など、周囲のサポートを活用することは、自分を大切にする第一歩です。

助けを求めることに罪悪感を感じる必要はありません。むしろ、自分を支えるネットワークを作ることは、子どもにも良い影響を与えるのではないでしょうか。

全体の35%が離婚する時代ですので、シングルマザーも昔よりずっと多くなっています。シンママをサポートしてくれるネットワークも、昔よりずっと充実しているのです。

どんな助けがあるのか、どんなサポートがあるのか、前向きに調べたり、行政機関に相談してみるのも良いのではないでしょうか。

親としてだけでなく、一人の人間としての時間を作る

シングルマザーとして、子どもが最優先になりがちですが、親としての役割だけではなく、一人の人間としての自分を大切にすることも重要です。自分の趣味や興味を追求する時間を持つことで、ストレスを解消し、リフレッシュすることができます。

シングルマザーが自分を大切にすることは、子どもにも良い影響を与えます。親が心身ともに健康であることは、子どもが安心して成長するための土台となります。

自分を大切にし、自分の感情やストレスに対処する姿を子どもに見せることで、子どもも自分をケアする方法を学び、健全なメンタルヘルスを育むことができます。

ママが自分自身を粗末に扱っていたり、疲れ切っている姿を子供に見せ続けることは、健全ではありません。ご自身が少しでも心地よい時間を過ごせるようにできると良いですね。

まとめ

シングルマザーとして忙しい日々を過ごす中で、自分を大切にすることは決して贅沢ではなく、必要なことです。

自分を大切にすることで、子育てや日常生活にもポジティブな影響を与え、結果的に家族全体の幸福感が高まるといえます。

忙しくてバタバタすることも多いかもしれませんが、時にはゆったりと自分だけのことを考えられる時間がつくれると良いですね。

You cannot copy content of this page