楽しくないことはしてはいけない! 40代シングルマザーが生きる上での方針

楽しくないことはしてはいけない! 40代シングルマザーが生きる上での方針 その他

楽しくないことはしてはいけない。

一見わがままな方針に思えるかもしれませんが、これこそがシングルマザーとして毎日を強く、楽しく生き抜くための人生の方針として私が定めたことです。

40代ともなると、仕事、子育て、家事などで「やらなければならないこと」に囲まれ、つい自分の気持ちを後回しにしがちです。

でも、そんな状態だからこそ、「楽しくないことはしてはいけない!」という「自分の気持ち」を軸にして考えるクセをつけていきたいと思います。

ここでは、その理由と取り入れ方についてお伝えしてみたいと思います。

「楽しくないことはしない」という方針の意義

楽しくないことを我慢して続けると、ストレスがたまり、心身に悪影響が出ます。お母さんが元気でいなければ、子どもや周りに良い影響も与えられません。

自分の楽しみや満足度を大切にすることで、毎日を前向きに過ごし、明るいエネルギーを周りに広げることができます。

また、「楽しい」を軸にすることで、自然と無駄なことに時間を費やさず、本当に必要なものが何かが見えてくるのです。

この方針についてあまり周りに話すことはありません。なぜかというと、「楽しいことばかりで良いわけがない」と考えるひとが意外と多くいるからです。人生は、楽しくないことでも一生懸命やることに価値がある、と考えているひとは意外なほどたくさんいます。

勉強を楽しむことなく、嫌な気持ちでやらされてきたことの弊害なのではないかと思っています。

私がいう「楽しくないことはしてはいけない」というのは、「楽しいことだけをする」というのとは少し違います。

「楽しくない」のであれば、「それをやり続けてはいけない」のです。
仕事であっても「楽しい」と思えないことを続けてはいけないのです。
だから、何がなんでも自分の仕事や、自分のなすべきことを「楽しくしなくてはいけない」のです。

楽しくないままで耐えながら過ごす人生って必要でしょうか?

我慢することは美しいですか? 我慢することで誰かを幸せにできますか?

答えは「いいえ」だと私は思っています。
私が仕事をして収入を得ることは、子供たちにとっても必要なことです。
ですが、私が日々我慢して消耗しながら過ごしている状態で、子供たちを幸せにできるでしょうか。お母さんが日々苦しみながら何かをする姿を子供たちに見せ続けることで子供は幸せになるのでしょうか。

それは「なぜ楽しくないのか」「本当に楽しくないのか」を考える

「楽しくない」のはなぜそう感じるのかを掘り下げて、自分の気持ちを確認する時間を持つことが大切だと思います。

楽しくないのは、なんらか負担を感じているからです。仕事の内容かもしれませんし、そこに関連した人間関係かもしれません。

楽しくないならやめれば良いのに、なぜやめないのでしょうか。
そこにはきっと続ける理由があるのだと思います。

例をあげてみたいと思います。

私は前の職場での仕事にストレスを感じていました。上長からの指示は理不尽だと感じることも多く、他部署にも無理を言わなくてはいけない場面があり、協力関係を築いていきたい私にとってはストレスでした。

ではなぜやめなかったのか。

それは、その職場で当時やっていたことが、自分のキャリアにとって必要な経験だったからです。特に、関連した資格はなにがなんでも取ろうと決めていたので、それを取るまではやめるわけにはいかないと思っていました。

つまり、ストレスを感じることはあっても、その当時、私にとってその職場での仕事は必要だったし、将来に向けた希望を秘めていたのです。

そう考えることができれば、必要なものがある環境におかれていることに対して感謝することもできますし、時間を無駄にせずに勉強しようという気持ちも持てました。

そして私は無事に資格を取り、その先の未来に進むためのステップを踏んだうえで、その職場をやめることができました。

仕事での「楽しい」を見つける

40代の今、自分がどのような働き方を望んでいるのかを振り返り、可能であればその方向にシフトしていくのも良い方法です。

特にシングルマザーとして、働き方を自分でデザインすることが、仕事とプライベートのバランスをとるために役立ちます。

  • 得意分野や興味があることを増やす
    やっていて楽しい分野や、伸ばしたい分野はどんなことなのかを考え、自分が得意なことをどんどん伸ばすことで、日々の仕事も充実していきます。
  • 無理なことは無理と伝える勇気
    仕事で楽しくないと感じることは、改善をお願いしたり、周りと分担したりすることはできないのかを周囲のひとと相談してみると良いかもしれません。無理なく働くことで、心の余裕も生まれます。
    誰にとっても負担になる作業であるなら考えなくてはいけないことも出てきますが、自分にとっては向いていないけど、他者にとってはそこまで負担ではないということもあります。周りに相談して、頼ってみるということも大切です。
  • フレキシブルな働き方
    もし可能であれば、フレキシブルな働き方ができる職場を選んで、仕事と子育ての両立をしやすくできると良いと思います。
    それができないためにストレスを抱えているのだとしたら、改善するために自分にできることはなんなのかを考える必要があります。
    その職場で工夫できることがあるのか、あるいは転職しなくてはどうにもならないことなのかなど、自分が「楽しい」と思えるかどうかをキーにして考えてみても良いのではないでしょうか。

子育てにも「楽しさ」を取り入れる

子育ては楽しいことばかりではありませんが、工夫次第で楽しみながら育児ができるようになります。

  • 完璧を目指さない
    毎日すべてを完璧にこなすのではなく、できる範囲で気楽に構えましょう。子どもと一緒に「できることを楽しむ」ことが一番です。「良いお母さん」の条件はその子供によりますので、一般的な意見に振り回されすぎていないかを考えてみることも大切だと思います。
  • 子どもと一緒に楽しむ時間を意識する
    忙しい中でも、子どもと一緒に楽しむ時間を意識的に作ってみると良いです。小さなことでも良いので、共に笑える時間を増やすことが、お互いの絆を深めます。また、お子さんの笑顔を見たり、触れ合ったりすることで幸せを感じる機会を増やせると思います。
  • 家事も「楽しむ要素」を加える
    料理や掃除も、音楽をかけながら行ったり、子どもと一緒にできる工夫をしてみるのはいかがでしょうか。ルーティン作業が楽しくなれば、日々のストレスも軽減します。

自分の「楽しみ」を取り入れる工夫

忙しいシングルマザーでも、少しの工夫で自分の「楽しみ」を取り入れることができます。

  • 趣味を少しだけでも楽しむ時間を持つ
    読書やドラマ、手芸など、簡単にできる趣味を取り入れるだけでもリフレッシュできます。少しの時間でも自分だけの時間を持つことが、毎日のリズムに彩りを与えてくれます。
  • 楽しみながらスキルアップ
    自己投資も「楽しい」と感じる分野に絞ると、無理なく続けられます。オンライン講座や資格取得も、自分が楽しいと思えるものを選ぶと成長の助けになります。
    自分に必要なスキルが向上することに幸せを感じられる方は多いかと思いますので、興味のあることについて調べたり、勉強してみたりすることはプラスにつながっていきます。
  • 小さなご褒美を設定する
    日常の中で小さな目標を設定し、それをクリアするたびに自分にご褒美を与えることで、モチベーションを保つことができます。

人生の選択基準を「楽しみ」にする

楽しくないと感じる人間関係や環境からは、できるだけ離れる勇気も必要です。「やらなきゃいけない」から「やりたい!」という選択基準にシフトすることで、シンプルで満たされた人生を目指しましょう。

  • 人間関係を見直す
    無理して付き合う人との関係は少しずつ見直し、居心地の良い人たちとの時間を増やしていきましょう。
    私の場合は、自分が「ネガティブな愚痴を聞くこと」が嫌いなのだと自覚したときに、ネガティブな愚痴ばかり言っている友人から距離をおくことを決めました。
    大事な友人だから愚痴を聞くことも大切だと思っていたのですが、自分で思っていたよりも、私は愚痴を聞くことで自分の心もネガティブになってしまっていたようで、ネガティブ要素から距離をおくことで、だいぶ楽になりました。
  • 大きな決断も楽しみを基準に
    引越しや仕事の転職など大きな決断が必要なときも、「自分が楽しめる環境か?」という視点を忘れないようにしましょう。
    もし自分にとってレベルの高い何かにチャレンジするとしても、「なぜ必要なのか」を考えて、本当に必要な理由があるのであればがんばれるのではないかと思います。

まとめ

楽しくないことはしてはいけない」という方針は、40代のシングルマザーとしての生き方を前向きにしてくれる大切な考え方だと思っています。

自分を大切にすることで、毎日が少しずつ楽しくなり、そしてそれが子どもや周りの人にも良い影響を与えます。

楽しめないのはなぜなのか、どうしたら改善することができるのか、ひとつひとつ、自分の気持ちと相談しながら考えていくことに意味があると思います。

どんな状況でも「楽しむ」ことを忘れず、少しずつでも自分にとって快適で楽しい日常を作り上げていきたいと思います。

お母さんが楽しみながら前向きに進んでいく姿は、きっと子供たちにとっても、素晴らしいお手本となるはずだと信じて。

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