エンディングノートという言葉を聞くと、少し難しく感じたり、重いイメージを持たれるかもしれません。
でも実は、エンディングノートは「自分の思いを家族に伝えるための手紙」と考えると、とてもやさしくて、あたたかいものだと思えるのではないでしょうか。
特に、40代のシングルマザーにとって、子どもたちのために大切な情報や思いを残すことは、未来の子供たちを守るために必要な準備です。
私自身、エンディングノートの準備をするにあたって、暗くならずに前向きに考えられるよう、シングルマザーとしてどういったことを書いておくのが良いのかを調べてみました。
エンディングノートってどんなもの?
エンディングノートとは、自分がいなくなった後に残された子供たちや大切な人に向けて、必要な情報やメッセージを書き留めておくノートです。
「もしもの時」に備えて、自分の希望や思いを伝える手段として使われますが、それだけではなく、今の自分の気持ちや家族への感謝、愛情を表すものでもある、と考えると書きやすくなる気がします。
40代でシングルマザーとして子どもを育てていると、毎日忙しい日々が続きますが、ふとした瞬間に「これからのことをちゃんと伝えておきたいな」と思うこともあるでしょう。
また、「今日私が事故で亡くなってしまったら、大切なことを伝えないままになってしまって子供たちが不安になるかもしれない」と思うこともあります。
エンディングノートは、子供たちの未来を守るとともに、私自身の安心も支えてくれるものなのではないかと思います。
子供たちのために エンディングノートに書くことリスト
- 子どもたちへのメッセージ
- 銀行口座や証券口座などの大切な情報
- 自分の希望するお葬式や供養の形式
- 友人や親戚など関係者に伝えてほしいこと
細かく書くともっとリストアップできることがあったのですが、最低限これだけはまとめておいたほうが良いということをリストアップしました。
私が特に心配しているのは各種口座の情報です。私がいなくなってもできるだけ困らないようにしておいてあげたいと思います。
また、葬儀についても、個人的には、死んだ人間のためのお金を使うよりも、生きている人間のためにお金を使うべきだと思っていますので、最低限のことでおしまいにしてほしいという私の意志を伝えたいと思っています。
今子供たちのためにできること
エンディングノートについて考えていると、自分は果たして子供たちのためにどれほどのことができたのか、と考えます。
もっと良い選択があったかもしれない。
もっとやさしいお母さんになれたかもしれない。
私さえ我慢したらもっと違ったのかもしれない。
いろいろなことを思いますが、「良いお母さん」を目指すのはずいぶん前にやめてしまったのでした。
「良いお母さん」を目指して、できない自分にがっかりしてイライラするよりも、私は私にできることをして、子供たちと少しでも笑顔で過ごしたい。
エンディングノートが子供の手に渡す日は必ずやってきます。それまでの間、子供たちのために、私自身のために、自分にできることはなんなのかを前向きに考え続けていきたいと思います。