「本を読んだのに内容をすぐに忘れてしまう」「読んだことが実生活に活かせない」という悩みはありませんか? 私はあります!
人気がある本は読んでおきたいとか、仕事に関連する本だから読んでおこうとか、なんらか必要にかられて読み始めたものの、少し難しかったりすると、もう頭に入らなくなります…。
それでも読み進めようとがんばるのですが、視線が本の上をすべっていくだけで、読んでいるように見えて何も残らなかったり。
ただ単純に本を読むより、深く理解し、長期的な知識として吸収するために、効率的かつ効果的な読書法を調べて実践してみました。
今必要な知識は何? その本を読む目的を明確にする
時々本屋さんに行って、平積みされている本などを眺め、今人気がある分野はこんな感じなんだなとか、自分の仕事に関わるものだとこういうものが注目されているんだな、などと情報収集しています。
売れているからとか、評価が高いからという理由で本を購入しても、結局なかなか読めなかったりします。
その本を読む目的をはっきりさせて、何のためにその本を読むのかを整理してから読むことで、ただページをめくるだけの「消費的読書」になることを避けられます。
そのためには、深く理解したいテーマや、勉強したい分野など、本から吸収したい知識がなんなのかを考えることが重要です。
また、この本を読むことでどんなことに役立てようと考えているのかについて、きちんと自覚しておくことも、モチベーションにつながります。
私の場合でいうと、まず学びたいことのテーマを決めて、その分野で読まれている本をさがして読んでみることから始めています。
途中でわからないことがあったら立ち止まって検索してみたりすると、関連書籍や、その分野の第一人者が出てきたりして、さらに同じカテゴリーの本が見つかったりします。
先に購入してしまうと読むまでに間があいてしまうこともあるのですが、興味を持てるものであれば、本はできるだけ迷わずに買ってみることにしています。
一冊の本を読んで、たった一節でもこころに残る部分があれば、それはその後の人生で活かされることになりますので、そんな宝物が数千円で買えるならとてもお得だなと思います。
要約を参考にしたり、事前リサーチで全体像を掴む
読んでみたいけどちょっと難しそうな場合などにもやるのですが、自分でしっかり読む前に、ネットで検索した要約を見てみたりしています。
また、そこそこ売れている本の場合は、本の要約を解説しているYouTuberの方などもいるので、そういうものも検索してみると良いと思います。
要約の場合は内容が制限されてしまいますが、動画であれば音声で聞けるのは利点です。食事の準備をする時間などで、キッチンにデバイスを持ち込んで聞いていたりします。
その本の中で一番重要な部分や、要約した方が一番感銘を受けた部分などを知ることができるのは参考になります。
すでに本を購入していて、これから読むという段階の場合は、まず目次を確認して全体像を掴むことも役立ちます。
アウトプットを意識してメモをとる
私は子供3人と生活しているシングルマザーということもあり、それなりに忙しい日々を過ごしています。
通勤時間を活用して本を読んだりもしていたものの、いまいち集中できないままになって、読んだつもりでも内容が自分の中に残らずに、なんにも活かせないと感じることがありました。
それを改善してくれたのが、自分で読みながら本の要約をメモしていくという方法です。
本を読むときの基本姿勢として、読んだ内容を会社の同じチームのメンバーに共有できるようにする、と考えるようにしています。
自分が読んだだけではなく、人に説明しようと考えると、内容を整理してとらえようとするので理解が深まる気がします。
また、仕事が忙しい時期などに読書ができずに、前回読んでから時間が経過してしまった際などに、自分の要約があれば、ざっと内容を復習することもできます。
特に強い印象を受けた部分や参考にしたい箇所がわかるようにしておくと、あとから内容を整理して理解することもできるでしょう。
私の場合は本をKindleで購入して、家で落ち着いて読むときはiPadを使って、通勤の移動中に読むときにはスマホを使っています。
メモも、スマホのメモツールを使っていて、パソコンとも同期しているので、内容をしっかり整理したいときには、あとからパソコンで作業します。
この、アウトプットを意識しながらメモをとっておく、という方法が、今まで試した中だと一番自分に合っていると感じています。
タイトルに本の題名を入れておくのであとから検索しやすく、特に気になる箇所があった場合はそのページ数をメモしておくと、あとでじっくり読みたいと思ったときにもさがしやすいです。
まとめ
ただ本を「読む」だけでなく、目的を持って事前に準備し、読書中にメモを取るなどの行動を加えることで、より深く本の内容を理解し、知識として定着させることができると思っています。
また、アウトプットを意識しておくことで、実際にアウトプットの機会がないとしても、書かれていた内容をより深く理解して吸収できていると感じます。
これらの方法を実践し続けていくことで、単なる知識の収集ではなく、未来で活用できる「知恵」に変えていけると良いなと思います。
少しでも参考になる部分があれば幸いです。