2025年のNISA投資の準備をしよう! 株式市場は新年はいつから?

2025年のNISA投資の準備をしよう! 株式市場は新年はいつから? 投資などお金のこと

NISA制度が新しく、新NISAになってから1年が過ぎました。慣れないうちは「本当にこれで良いのかな?」「損したらどうしよう」などと市場の動向が気になって仕方ない時期もあるかと思います。

つみたて投資枠も成長投資枠も、どちらも積立設定で使えるので、個人的には基本は積み立てで使うと良いと思っていますが、気になってちょいちょい証券会社口座を見てみたり…。

お正月だとみんなお休みなので何も変化はないとわかっているのに見てしまうという方もいるかと思います。改めて、株式市場のお休みについて確認しておきましょう。

株式市場もお正月はお休みです!

まず知っておきたいのは、株式市場(証券取引所)はカレンダー上の祝日や土日、そして年末年始にお休みがあるということです。日本の株式市場(東京証券取引所)では、お正月休みが毎年以下のように設定されています。

  • 年末最終取引日:12月30日(※この日が土日なら直前の営業日が最終取引日)
  • 年始取引開始日:1月4日(※この日が土日なら翌営業日から開始)

つまり、年末は12月30日まで、年始は1月4日から取引が再開されるのが一般的です。

2025年も、1月3日まではお休みで、2025年については1月4日が土曜日ですので、大発会は1月6日(月)ということになります。自分の投資成果について気になってハラハラしてしまうとしても、焦らず待ちましょう。

大発会? 大納会? ってなんのこと?

大発会(だいはっかい、だいほっかい)および大納会(だいのうかい)、聞き慣れない言葉ですよね。これは、日本の証券取引所における、「1年間の取引の初日」=大発会 と「1年の取引の最終日」=大納会 のことです。

これらの日には、ゲストを招いた「手締め」または「万歳三唱」が行われたりしていたそうです。

かつては大発会・大納会は共に午後(後場)は休場になり、午前11時で立会取引を終了していたそうですが、2009年12月30日の大納会および2010年1月4日の大発会から、通常の平日と同じに、終日取引を行うこととなった。

理由としては、東証のコンピュータシステムの変更に伴う、システム負担の軽減とのこと。

なぜ株式市場にお休みがあるの?

株式市場のお休みは、年末年始の休暇を多くの人が取る日本の文化や習慣に合わせたものです。取引所が閉まることで、投資家や証券会社のスタッフもリフレッシュし、また新しい年に向けた準備をする時間が確保されます。

世界の株式市場もそれぞれの国の祝日や文化に合わせて休みがありますが、日本のお正月は特に長めの休みとなるのが特徴です。

国全体がお休みのときに、証券取引所のひとたちだけお休みしないというのは不公平ですもんね。

注意すべきポイント

株式市場がお休みになるとき、投資初心者が気をつけておくべきことがあります。

注文はできるけど、実際に取引はされない

市場が閉まっている間でも、証券会社のシステムを使えば株の「注文」を出すことができます。ただし、これらの注文は市場が再開されるまで実行されません。年始の市場再開時に大きな価格変動があると、予想していた価格で購入・売却できない場合もあるので注意しましょう。

NISAで積み立て設定をしている場合にはあまり気にせず、ただ淡々と買い増していくだけなので、特に心配することはありません。

株価は変動しないが世界市場の動きに注意

日本市場が休みでも、アメリカやヨーロッパなどの株式市場は通常営業している場合があります。そのため、世界の市場で何か大きな動きがあれば、日本の株式市場が再開したときに大きな影響を受ける可能性があります。

これは年末年始だけでなく、祝日だったり、時差の関係もあります。

配当金や優待の権利確定日を確認

年末に配当金や株主優待の権利確定が絡む場合、取引ができる最終日(権利付き最終日)を確認しておきましょう。これを逃すとその期の配当や優待がもらえなくなります。

売買益で儲けようとしている場合や、配当なども権利確定日を気にするような取引をしているひとは注意したほうが良いですが、NISAでオルカンを積み立てているだけであれば、余計なことは考えずにただ続けていくことができれば大丈夫です。

お正月休み中にできること

株式市場がお休みの間は、取引以外のことに時間を使う良いチャンスでもあります。

これまでの投資を振り返る

今年の投資結果を振り返り、成功した点や改善すべき点を整理しましょう。私は毎月の資産の推移を記録しているので、改めて直近数年の変化などを確認してみたりしています。

来年の投資計画を立てる

積み立て分については、すでに前の年のうちから設定してあるので変わらないと思います。また、見直しが必要なのであれば、もっと前からやっておく必要があります。

お正月に見直しておきたいのは、それまでの成果と、NISAでいうと、成長投資枠でスポット購入する対象の検討などでしょうか。

どの銘柄に注目するか、どのくらいの資金を投入するかなど、口座の残高も確認しつつ計画しておくことで、年始の取引をスムーズに始められます。

今まで未経験分野への投資の勉強をする

時間があるときに投資の基本や新しい投資先(例えば投資信託や外国株など)について学ぶのもおすすめです。新しいことだけに限らず、今までやってきたことを振り返ったり、基本について改めて勉強してみるのも良いと思います。

まとめ NISAで投資信託積み立てなら焦らずゆったり構えよう

株式市場のお正月休みは、投資家にとって振り返りや準備の時間です。この機会にじっくりと自分の投資スタイルを見直したり、次のステップを考えたりすることで、2025年をより良い投資の年にする準備をしても良いと思います。

ただ、NISAで投資信託を淡々と積み立てている場合は、特に何かを考える必要はないかなと思います。

NISAの場合は早めに枠を埋めることを目指している方もいるかと思いますので、投資資金の計画を見直してみたり、銀行口座の確認をしておくのも良いかと思います。

無理せずに、でも未来に向かって、淡々とできることを積み重ねていきましょう。

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