新年の挨拶として古くから親しまれてきた「年賀状」。デジタル化が進む現代において、その価値や役割はどのように変わってきているのでしょうか?この記事では、年賀状の現状とその魅力、そして今でも年賀状を書いている人々の声を紹介します。
年賀状、今の時代はどうなっている?
かつては年末になると誰もが年賀状を書いていたものの、近年ではその数は減少傾向にあります。日本郵政の調査によると、2023年の年賀状発行枚数は約16億枚で、ピーク時の2003年(約44億枚)から半分以下に減少しました。主な理由として挙げられるのは以下のような感じです。
- デジタル化の進展
SNSやメール、LINEなどで手軽に新年の挨拶ができるようになった。
はい、私もそうです。年賀状は数年前から全然書かなくなりました! - 若年層の習慣変化
若い世代は年賀状よりもスタンプや画像付きメッセージを好む傾向があるといわれています。いわれています、というよりも、自分たちの感覚としても、年賀状よりもLINEとかでいいじゃん!って思います。 - 環境意識の高まり
紙やインクを使う年賀状よりも、エコなデジタルメッセージを選ぶ人が増えているという背景があります。
それでも「年賀状を書く人」がいる理由
それでも、毎年欠かさず年賀状を書く人も少なくありません。
その理由としてあげられるのは以下のようなものです。
手書きの温かみ
手書きのメッセージは、送り手の気持ちがより強く伝わります。「忙しい中で自分のために時間を使ってくれた」という感覚が、受け取る側に特別な喜びをもたらします。
受け取る側の気持ちとして、ご自分の経験を考えてみると良いかと思います。忙しさでなかなか連絡をとることができな友人でも、パーソナライズされた連絡が来るのはうれしいですよね。
LINEでの年賀状でも嬉しいとは思いますが、年に一度のことなので、手書きの年賀状が嬉しいという気持ちも理解できます。
伝統を大切にする心
年賀状は、日本の文化や風習を象徴する大切な行事の一つ。「年の初めには直接心を込めた挨拶を」という伝統を守り続けたいという思いがあります。
SNSにないパーソナルな体験
SNSの挨拶は便利ですが、多くの場合はテンプレート的で軽い印象を与えることがあります。年賀状は一対一のコミュニケーションの場として、より深い感謝や思いを伝えることができます。
字が汚くても、絵が上手に描けなくても、今はいろんなツールがありますので、見た目も良い感じで、手書きメッセージも添えられる年賀状はぐっと来るものがありますよね。
デジタル化との共存 ハイブリッド年賀状の提案
近年では、デジタルツールを活用した「ハイブリッド年賀状」も注目されています。
- 年賀状作成アプリ
スマホやPCでデザインして郵送まで完了できる便利なサービスが増えています。 - デジタル年賀状
LINEやメールで年賀状を送る形式も普及中。ただし、画像やメッセージに一工夫することで温かみを加えるのも良いかと思います。
まとめ あなたにとって年賀状とは?
年賀状の数は減少しているものの、その文化は依然として根強く残っています。特に直接的なコミュニケーションの機会が少なくなった現代では、年賀状が「つながりを感じる手段」としての価値を再発見されつつあります。
LINEやオンラインのサービスを活用した新年のご挨拶も素敵ですし、SNSで新年のご挨拶も良いと思います。
忙しくて手書きの年賀状はちょっと…ということもあるかと思います。状況に合わせて、楽しみながら周囲のひととの関係をより良くしていけると良いですね!
どうか良い新年を!